最近のニュースで、戦争体験者の方が後世に語り継ぐ手段として自分の姿をCG化し、セリフを吹き込むことで質問すると答えてくれる「AI」として保存するといった事を目にしました。
76回目の終戦記念日が過ぎ戦争を体験された方が少なくなっている今、いかにして後世に語り継ぐかは重要な課題なのかもしれません。
語り継ぐと言う点では、戦争跡地も言葉は発せずとも伝える力を持っています。
今回は意外に身近にある戦争跡地をご紹介します。
場所はチーバくんのおへその辺り、
富津岬です。
正式名は「南房総国定公園 富津岬」
このエリアは、キャンプ場やテニスコート、プールや野外劇場などもありレジャーで使えそうなものばかりです。
少し意外ですが、その中に遺跡があります。

自然に囲まれのんびりできそうな雰囲気

散歩コースとしても○

この辺りから少しずつ跡地の雰囲気に。
監的塀
写真は1つしか写っていませんが、対になっていて観測窓から銃などを発射し威力や速度を測っていたそうです。
何だか物々しい雰囲気を醸し出しています。
射入窖

監的塀からこちらの窖に弾をを撃ち込み、弾の威力や速度を確認していたそうです。
分厚いコンクリートの壁が、いかにも戦時中の建物といった雰囲気です。
監的所(トーチカ)
こちらは武器の観測用として作られ、小型の陣地としても利用されていたそうです。
どの遺構も木が生い茂り、まさに遺跡といった雰囲気。筆者は天空の城ラピュタやインディージョーンズを思い出しました。それと同時に、この場所が戦争のために使われていたと思うと非常に感慨深い気持ちになりました。
皆さんはどんなことを感じられるでしょうか。
【南房総国定公園 富津岬】
住所:千葉県富津市富津2280
電話:0439-87-8887(富津公園管理事務所)
URL:https://www.cue-net.or.jp/kouen/futtsu/