【第53問の解答】
① 開発工程ごとの実施すべき作業が全て完了してから次の工程に進む。
【第53問の解説】
ウォーターフォールモデルは、開発プロジェクトを時系列に「要件定義」「外部設計(概要設計)」「内部設計(詳細設計)」「開発(プログラミング)」「テスト」「運用」などの作業工程(局面、フェーズ)に分割し、開発を上流から下流に一方向に進める開発モデルです。
原則として前工程が完了しないと次工程に進まない(設計中にプログラミングを開始するなどの並行作業は行わない)ことで、前工程の成果物の品質を確保し、システム開発の一貫性を保証しています。工程管理がしやすく大規模なシステム開発に向いている反面、工程の後戻りが生じると大幅な時間のロスが生じるといった欠点もあります。

ウォーターフォールモデル以外の3つの開発モデルの特徴は以下の通りです。
◆スパイラルモデル
対象システムを機能単位に分割し、設計~プログラミング・テストという一連の開発工程を何度も繰り返しながら開発工程の規模を徐々に拡大(機能の改良・追加)していく開発モデル
◆プロトタイピングモデル
システム開発プロセスの早い段階でシステムの試作品をつくり、利用者にそのイメージを理解させ、承認を得ながら開発を進めていく開発モデル
◆RAD(Rapid Application Development)
統合開発環境によるプログラミングの半自動化や、視覚的な方法を用いたユーザインターフェイスの設計、モジュール開発などの機能を備える開発ツールを使い、短期間に目的プログラムを作成することを重視した開発モデル
以上です。
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