【第28問の解答】
① a
【第28問の解説】
不正アクセス禁止法は、不正アクセス行為を禁止する法律です。不正アクセス行為とは、◇ネットワークに接続されているコンピュータに対して、◇ネットワークを通じてアクセスし、◇他人のID・パスワード等を入力し、◇アクセス制限機能によって制限されている特定利用をできるようにした、という4つの要件を満たすものです。本法ではさらに、不正アクセス行為をすることだけでなく、本人の許可なく第三者に認証情報を教えたりする行為も処罰の対象となっています。
不正アクセス禁止法で禁止されている行為は、具体的には以下の5種類です。
◆不正アクセス行為自体(3条)
◆正当な理由がある場合を除いて、他人の認証情報を利用権者以外に提供する行為(5条)
◆不正アクセス行為のために、他人の認証情報を取得する行為(4条)
◆不正アクセス行為のために、他人の認証情報を保管する行為(6条)
◆管理者になりすまし、または管理者であると誤解させて認証情報の提供を要求する行為(7条)
a、ネットワークを介してアクセスし、他人のID・パスワードを使って、制限されている情報にアクセスしたので不正アクセス行為に該当します。
b、他人のID・パスワードを使って利用可能にしたわけではなく、閲覧したのが他人の認証情報ということでもないので、不正アクセス行為には該当しません。
c、USBメモリはネットワークに接続されておらず、またアクセス制御がされてないので不正アクセス行為には該当しません。社内のデータ持ち出しは、刑法の窃盗罪に当たることがあります。
不正アクセス禁止法の禁止行為は「a」だけなので、正解は①となります。
以上です。
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