ガキの頃から疑問に思うことが多かった。マイナスとマイナスを掛けるとなんでプラスになるのか?2X=8はX=4となるが、そもそも4は数字でXは文字、なのにどうして同じなのか?a=bならそもそもbはいらなくね?the orangeとan orangeの違いって?(the orangeは「あのオレンジ、このオレンジ、そのオレンジ、具体的なオレンジだよ」と言われて理解できたが、an orangeについては「どこのどれでもない一つのオレンジ」と言われ当時はこれが全く理解できなかった。。。)と。この類の質問をしつこくするので周囲からは面倒臭い奴だと思われていた。
大人になってからもそれは変わることはなく、わからないことを「そう言うもんだから」と結論付けることは出来ず、「なんで」を反芻しているか、(答えが出ずに苦しいが)認知的不協和が起こっても敢えて答えを一方に寄せず「そのまま」にしている。
「そのまま」にしていると、ふとした時にどこからともなく最適解が降りてくる、場合もあるからだ。
昨今のDXというバズワードも、その「意味」や「本質」を理解している人や組織は少ない。DXもそのもの概念の提唱は15年以上も前に遡る。当時ウメオ大学に在籍していたエリック・ストルターマンさんが論文の中で
“The digital transformation can be understood as the changes that the digital technology causes or influences in all aspects of human life.”
(デジタルトランスフォーメーションとは、人間の生活のあらゆる側面において、デジタルテクノロジーにより、あるいはその影響によってもたらされる側面において、デジタルテクノロジーにより、あるいはその影響によってもたらされる変化のことだと理解できる)
と定義したのが始まりだ。厳密にこれを定義とする必要はないが、要するにDXとは「デジタル」と「変わる」がキーワードである。
で、
が、
(めっちゃ。)
例えば会社の決済プロセスにおいて、稟議書に押印して上長や他部門に回す文化があったとしよう。
このプロセスを、「今流行っているから、なんとなくそういう空気だから、上司や部下、あるいはエンジニアやコンサルタントに言われたから、その方が合理的だから、ストレスがないから、面倒臭くないから」というだけで、PCやスマホの画面上だけで決済できる仕組みにするのはギャンブルであり占いであり、未来の結果次第では戦犯でもある。
今回のパンデミックでオフラインの産業が甚大な被害を被ったが、これがオンラインの産業だったらどうなっていたのだろうか。スピードやストレスという点だけを見れば運営におけるオペレーションは確かに合理的、だが、誤った選択やガバナンスの弱さによって生じるコストという点ではどう見ても非合理だ。
人を含め物事には必ずいい面と悪い面があるし、文脈や時間軸でも効果効能は変わる。正解はない。大事なことは、デジタル決済を薦める人も薦められる人も、あるいはそれを反対する人も静観する人も、
と、
のかを理解することである。
先述した例で言えば、ミッションやビジョン、事業計画に基づく現在値、外部及び内部環境、競争力の源泉、コンプライアンスやガバナンス、顧客や仲間の行動パターンや心理、テクノロジーの種類などなど、あげればきりがないが、しっかり上下左右、そして前後を理解すべきである。その時理解できずとも、結論をどちらか一方に寄せず、「そのまま」にしておくべきであろう。
そんな当たり前のこと、
「わかってるよー」とよく言われますが、
わかると
できるは
全然違う

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